ナナカラでは日ごろから、結果よりもプロセスを大切にしています。
失敗やジレンマをたくさん経験し、気持ちの切り替え方や意見の違う相手との対話の仕方を学んでほしいと願っています。ナナカラフェスはその集大成です。
参加する人を楽しませたい!そのためには何をするべきか?「やるべきこと」「やりたいこと」「できること」をみんなでアイデアを出しあって考えてきました。
友だちとぶつかることもありました。上手くいかないこともありました。
それらを乗り越えて大成功で終えることができました。
作品づくり、出し物決め、衣装づくり、ポスター制作、空間づくり、接客研修など、子どもたちが作り上げた等身大のフェスの様子を少しご紹介します!
●子どもたちが作った商品を販売
ナナカラ恒例、「子どもたちが作った商品を販売して、その収益で新しいおもちゃを購入したり慈善団体に寄付する」企画です。
アクリル毛糸のエコたわし、葉脈を使った栞などを作成しました。エコたわしは、洗剤を使用しないで汚れが落ちるので、環境にやさしい商品です。栞で使う葉脈の取り出し方は、サイエンスの習い事で学んだので、それを工夫して栞にしました。スポンジやフェルトを使ったケーキの小物や、ビーズのキーホルダーなども、自由時間を使って作成しました。また、軽食で提供されるお米のシールラベルもデザインして、無農薬のおいしいお米(ナナカラ米)も販売しました。
●プログラミングで作ったゲームを披露
ナナカラの習い事でプログラミング(スプリンギン)を学習している子どもたちは、各々が作ったゲームを披露しました。ゲームの概要・QRコード・作者名などを展示します。保護者の方や普段プログラミングを習っていない子どもも、お友だちが作ったゲームに挑戦することが出来ます。
つい夢中になりすぎてしまう人もいたようです。
●手話で歌詞を表現したナナカラの歌
子どもたちが作詞した「ななからのまほう」を更に工夫して発表しました。衣装を着てダンスを披露した教室や、有志を募って手話で歌詞を表現した教室もありました。自分たちで歌詞にそった手話を調べて何度も練習をしたそうです。周りの子どもたちも口ずさみながら、手や口を動かしました。
●烏里烏沙(うりうさ)さん直伝!子どもたちが撮影した写真展示
チベット出身のフォトグラファー烏里烏沙(うりうさ)さんに、写真には、記録・伝達・表現の3つの役割があることを教わりました。子どもたちは、その写真で何を伝えたいかを考えながら、日常や旅行先、見た物、体験したことを撮影。キャプションをつけたうえで烏里烏沙さんにお見せして、講評していただきました。作品も展示し、多くの方に見ていただきました。
【南流山教室のスタッフより】
子どもたちの今までの頑張りがあったからこその【成功】だったと思います!
子どもたちは、今日のフェスでいろいろな思いを抱いたと思います。
「やってみたら楽しかった」「もっとやりたい」「声かけが緊張した」「もっと声かけすればよかった」「積極的に行動できた」など人によって抱いた思いは違うと思います。
チャレンジしたら、良い結果になる、良い体験だった、になるとは限りません。でもそれも含めて、チャレンジしたからこそ知ることができた感情、経験だと思います。
きっと今すぐ何か得たとは感じることはできないと思いますが、いつかの未来に自分の背中の後押しとなっていれば嬉しい限りです。