【子どもの命を守る ナナカラ熱中症研修】

NPO法人スポーツセーフティジャパン代表理事の佐保豊トレーナーから、アメリカの大学で熱中症について学んだ専門的な知識をナナカラスタッフに向けて、研修を行っていただきました。
ナナカラでは、佐保トレーナーの研修を受け、以下の対応を予防策として実施いたします。◎熱中症アラートだけでなく、子どもがいる、外・室内を実際に熱中症測定器で計測。数値化して判断する。

◎運動する際は1時間前にしっかり水分を摂取する。
◎タイマーをかけ、15~20分ごとに水分補給を促す。
◎熱中症対策としては内臓から冷やした方が良いとのことで、備長炭でろ過した冷水を常にご提供できるよう準備をする。

運動後の体重減少分は水分でしっかり補うこと、手のひらを冷水で冷やすのも効果的であるということなど、初めて聞くことも含めていろいろなアドバイスいただきました。
塩分に関しては、塩飴などをなめるなどの方法もありますが、佐保トレーナーによると、通常の食事充分、とのことでした。ナナカラでは、手作りのナナミールで適切な塩分量を摂取できるよう、献立等を考えておりますのでご安心ください。熱中症になってしまった場合は、とにかくすぐに冷たいぬれタオルを体に巻き付け、風を当て、気化熱で体温を下げること、意識が無い場合は、氷水などで迅速に体温を下げ、躊躇せず救急車を呼ぶなど、緊急対応も学ぶことができました。これから暑い日が連日続きます。
我々スタッフ全員で、今回学んだことをしっかり共有し、お子さまを熱中症から守ってまいります。

佐保 豊 プロフィール
NPO法人スポーツセーフティージャパン代表理事。1996年、ネバダ州立大学ラスベガス校卒業後、NHLアナハイム・マイティーダックスや、サッカーチリ代表チーム、チリのプロサッカーチームのアスレティックトレーナーを歴任。2001年に帰国後は、名古屋グランパスエイトのトレーナーを経て、現在、日本オリンピック委員会医科学強化スタッフ・アイスホッケー男子日本代表チームヘッドアスレティックトレーナーなどを務める


著書
「日本のスポーツはあぶない」小学館