「自分で選び、行動し、創る」 市進の体験型学童施設

コンセプトと活動

個性・体験・自立

ひとりひとりが持つ個性を輝かせる

それぞれの色があるから「虹」は、美しく輝き人を魅了します。子どもひとりひとりがそれぞれの色で輝いてほしい! いろいろな個性があることに意味がある! そんな思いから 7colors/ナナカラ と名付けました。大切な子ども時間に、たくさんの体験と経験を通して「勇気」と「知恵」と「助け合える仲間」を持てる人になってほしいとナナカラは考えます。

体験で好奇心を最大限に引き出す

ナナカラが大切にしたいことは、とりあえずやってみること。 やってみて初めて分かることがあります。子どもにとって体験はワクワクドキドキする事だけではなく、ちょっと面倒、気が乗らないこともあります。すぐに結果が出なくても「また、やってみようかな」「あの時のピンが繋がりネットワークになっているな」ナナカラはそんな日が来ることを望んでいます。

自主性を大切に、自立を目指す

生きる力。それは何よりも大切な力です。ナナカラでは受け身ではなく子ども達が自主的に動いていく機会を増やし、学童を卒業するころには、自分のことは自分でできるように、身の周りの準備や食事、学習習慣や時間管理などもサポートをしています。

 

ナナカラの7つの力
  1. チームワーク力(社会性)
    学校や年齢はバラバラですが、お泊り会や遠足で交流し、ナナカラレストランや夏祭りを自分たちで話し合い、企画し、進めること。またドッヂビー大会などみんなで気持ちを一つにする機会を作り、ナナカラの中での一体感を醸成していきます。
  2. 家事力
    子ども達がお家でも家事を積極的にできるように、ナナカラでは調理のプログラムがあります。なぜ掃除が必要かを考えながら、掃除マイスターを目指して雑巾がけやトイレ掃除などに取り組み、スキルを身につけます。
  3. 体力
    子ども達の体力の基礎となる食事には徹底的にこだわり、しっかりとエネルギーになる食事をおやつに出しています。また、外遊びの機会を増やしたり、世界レベルのアスリートに指導してもらう機会を作り、体を動かす楽しさを知ってもらいます
  4. コミュニケーション力
    違う地域にあるナナカラ生との交流、市民先生の授業、大学生とプロジェクト、企業の方のレクチャーなど年齢や学校、地域の枠を超えた多くの人とコミュニケーションをとる機会があります。
  5. まなび力
    集中して学べる環境を用意し、まなびの習慣づけをおこないます。宿題サポートではプロの先生が疑問に答えたり、子ども達が自ら答えにたどりつくためのヒントを出します。市進教育グループによる俳句やNIE教育も取り入れています。
  6. グローバル感覚
    英語を学べる(習いごと)だけでなく、コミュニケーションを楽しみ、世界の多様性を知る講座があります。海外のお話を聞きながら外国の料理を作って食べたり、クイズに挑戦したりして、世界を身近にとらえて国際理解を深めます。
  7. ビジネス力
    キャリア教育プログラムでは、子どもによるナナカラ会社を設立して子どもたちで運営。販売や利益について学びます。また、企業の方に来ていただき、仕事についてリアルに知る機会を作っています。

 

年間プログラム

ナナカラ×浪江農園=ナナカラ米プロジェクト + ナナカラ会社

浪江農園ってどんな農園?
埼玉県でお米を作っている浪江農園さん。化学肥料を使わず昔ながらのれんげ農法で安全なコシヒカリを作っています!

ナナカラ会社ってどんな会社?
各スクールで会社を運営します。社長と副社長は会社をまとめるほか、代表として施設や職業を体験し、スクールに伝える役目を担います。

ナナカラで何するの?
①ナナミール 育ち盛りの子ども達の体をサポートするため、おやつの時間を軽食の時間とし、浪江農園さんのお米を中心としたエネルギーの出るメニューを子ども達に提供します!
②農業体験 実際に浪江農園にお邪魔して、苗を植え、お米を収穫したりします。
③キャリア教育 ナナカラ会社はナナカラ米などを販売して利益を出し、学童に必要なおもちゃの購入や寄付につなげます。

 

ナナカラ×大学生プロジェクト

大学生ってどんな人?
拓殖大学商学部長尾ゼミの皆さん。ナナカラができてからずっとお世話になっています。

ナナカラで何をするの?
これまで、デイキャンプや運動会などの企画や実行に参加してくれました。毎年楽しみです。子どもたちにとって大学生とのふれあいは得難い経験になることでしょう。

本プロジェクトには、二つの観点から意味があります。まず、異年齢の大学生との交流を通して、子どもたちは異質な他者と向き合うきっかけとなります。敬語を使うべきか、友達のように接してよいか、良好な関係性を築くために創意工夫するでしょう。そのような経験が、将来の人間関係構築力に繋がります。
次に、人は誰でも自己実現への欲求と他者から認められたいという承認欲求があり、それらが満たされると自己肯定感が育まれます。大学生は子どもたちの上達を目に見える形で評価、承認します。
その他にも、チームワーク、リーダーシップ、協力など、良好なコミュニケーションに必要なキーワードを意識しながら、本プロジェクトは進められます。(長尾素子/拓殖大学商学部教授)

ナナアスリートスポーツプログラム

ナナアスリートってどんな人?
市進所属のアイスホッケーの岩原知美選手が、ナナカラの子どもたちのために、アスリートがおこなっているトレーニングをアレンジしたり、自分の専門を紹介します。

ナナカラで何をするの?
ラダートレーニング、タバタトレーニング、リズム運動、ストレッチ、ヨガ、ランニングドリル、ミニゲーム、ミラーゲーム、体幹トレーニング、座禅などを取り入れた、ナナカラのための新しいトレーニングを動画配信し、子どもたちの体力向上を目指します。

どんな効果があるの?
・アスリートについて知る
・屋内外で体を動かし、運動不足を解消
・筋力、柔軟性、持久力の向上
・7つの能力向上(定位、識別、反応、変換、連結、リズム、バランス)

ナナカラ大学

ナナカラ大学

ナナカラ大学って何?
ナナカラのコンセプトである「個性・体験・自立」を実現するための学びの場です。

いつ、どこでやるの?
各教室で放課後の時間や夏休みを利用して開校します。

誰が教えてくれるの?
ナナカラ高学年キャリア教育の先生としても活躍し、早稲田大学の国際寮でのグローバル人材育成講師のご経験もある(株)新閃力の尾崎えり子氏がおこないます。他に、外部から先生を招くこともありますし、生徒が先生になることもあります。

何を勉強するの?
一般の大学では「人を自由にする学問」としてリベラル・アーツ(一般教養)を学びます。ナナカラ大学でも、広く社会を知って、子ども達が自分の中の制限をとっぱらい、自由に将来を考えられる力を身につけます。その日、注目されている授業や問題になっていることを取り上げて、みんなで教養を深めていきます。

誰が受けられるの?
ナナカラ大学はナナカラに通う子どもであれば、誰でも大学生になれます。大学は小学校とは違い、全ての授業を受けなければならないわけではなく、自分で好きな講義を選べます。

子ども先生インタビュー